100%学園物語 ~狙われた見習い巫女~
プロローグ 「月の夜、悪魔界からの客・・・・。」
サオリうさぎ
≪バタバタバタッ≫
ドタドタと廊下を走る・・・・。
≪バッ!≫
「婆さま!!」
私は、婆さま(師匠)の部屋に駆け込んだ
「どうしたんじゃ?華南」
「悪魔界への扉が開いてるんです。」
なんじゃと!?っと婆さまが部屋を出ようとす

≪パッ!≫
「姉貴、ばあさん。」
「大変だ。悪魔界の扉が・・・・。」
弟の直紀と兄の晟(せい)があわてて部屋へと入ってきた。

「このままだと悪魔がまた・・・。」
お兄ちゃんが、うつむきながら話す。
「・・・私、扉閉めてくる・・・。」
少し考えて出た私の答え・・・・。
「姉貴にはまだ、無理だって!」
驚いた顔をして直紀があわてて止めようとする

「だって巫女にしか閉めれないんでしょ?」
「でもよ・・・・。」
直紀が私の顔を見る

「それに、前みたいな事があったら・・・・・。」
私は、真剣に婆さまの顔を見る
「・・・よし、いきなさい。お前ならできる」
「は、はい!」
「華南、気をつけろよ?」
お兄ちゃんにほうを向き頷くと、扉へと向かった。

扉からはものすごい風、気が混じっていやな感じがする
「すごい気だわ・・・押しつぶされそう・・・・。」
扉の前に立つと、私は呪文を唱え始める
「くッ・・・悪しき者無にかえらん・・・印!!」

≪カッ!≫

「きゃっ!」
私はその場に倒れこんでしまった。
何かが光り気がどんどん小さくなる。
「いててっ、せい・・・こう・・・なの?」
このとき扉からなにか飛び出したのを私は、知る由もない。

「お間抜けだな。あの巫女さん・・・。この俺が出てきたことも気づかないで・・・。」
誰かの話し声が聞こえたような気がして、庭のほうを向く・・・。
庭からはただ静かに風が、なびいていた。
「気のせいかな?・・・あ、いけない。扉閉めなきゃ!」
私は、お札を扉に貼ると、婆さまの部屋へと向かった。

「危ない危ない・・・・・意外と鋭いんだな。でも・・・」

―大変な事が起こるのは、このあとだぜ?
楽しみにしてな 巫女のお嬢さんv
かならず、お前の力手に入れて見せてやる・・・・・クスクスッ―

悪魔界からの少年の声を知っているのは、空の月だけ・・・・。


第1話につづく・・・。

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