二人と一匹は

戦闘態勢で向き合う

数分の時間

だが

そこに第三者が居たのならば

数時間にも錯覚してしまうほど

空気は張り詰めていた

そんな中

獣が口火を切る・・・
永久への約束~とわへのやくそく~
第拾羽「再戦」
秋の空
『貴様の妖気・・・人狼ではないな?』

白虎の問い。
その言葉に狼牙は一瞬肩を強張らせ、さらに白虎を威圧する。

『貴様は・・・一体・・・』

白虎はさらに聞いてくる。
そして狼牙が観念したように溜息をはき、白虎を睨み言葉を紡ぐ。

「俺は狼牙、昔・・・400年前には狼王『フェンリル』と呼ばれていた」

その言葉に白虎は一瞬呆然としたがすぐに笑い出す。

『くくく・・・はははは、そうか・・・貴様が狼王か』

そして白虎は笑いを不気味なものに変え言葉を続ける。

『その姿では、半分も力を出す事は出来まい・・・我が貴様を喰らい伝説となる???』

そう言い再び長く、そして重い沈黙が流れる・・・

ピシ

壁が威圧に絶えかねて軋みを上げる。
次の瞬間

ドゴーン!!!

物凄い爆音が中庭で轟き、白虎と狼牙が同時に飛び掛る。
が、白虎の進行を止めるが如く竜也の銃が白虎の足に穴をあける。
その衝撃に一瞬の隙を作る白虎に狼牙が飛び掛る。

「先ほどの少年とは俺も同意権だな・・・貴様の外寇は固く貫く事は出来ないが、それが無い所は急所に近い」

そう言い何処からか日本刀を取り出す。
そして、狼牙は剣に力を込める。
その間も竜也が白虎に向かい銃を撃ちつづける。
それから暫く、狼牙が剣を掲げ白虎に向かっていく。

「かの地に住まう地霊、精霊よ、我が意に答え力を貸したまえ・・・」

その瞬間、白虎の左眼を貫き、壁に白虎を貼り付ける。
そして、一息ついた狼牙が竜也に振り返り喋りだす。

「竜二、記憶を無くしているとは言え見事でした・・・」
「だから、俺は竜也だ!!!それに、おまえもなかなかだったしな・・・」

そう言い笑いあう二人。

「すまない、これからはその名で呼ぶ事にするよ・・・『竜也』」

そう言いまた笑い出す二人。
そこで竜也が疑問に思った事を口にする。

「そう言えばお前らは何で式を集めるんや?」

その言葉に俯き言葉を詰まらせる狼牙。

「・・・答えたくないか・・・まあ良いわ、無理に聞き出す事でもないしな」

その瞬間、縛り付けていた白虎が式符に戻る。
戻った式符はひらひらと舞い、竜也の元へと降りてくる。

「そう言うことか・・・くくく」

笑い出す狼牙。
それを見て頭上に?マークを浮かべて狼牙を見る竜也。
その時、符から白虎の声が聞こえてくる。

「我は汝を主と認める・・・之よりは共に戦おうぞ」

そして式を手に入れた竜也。


To Be Continue


司が送るフリートークコーナー

・・・・・・・・・・・・・・・

「さて、今回は武器紹介だな・・・」


五行相扇<ごぎょうそうせん>
何時か説明した通り、五行の力を封じ込めた扇子。力を使わなくても五行の力が使えるようになる。

狼牙
妖刀『村正』<ようとう『むらまさ』>
獣の妖気を吸い妖刀化した魔剣。切れ味は鋭く、使い手の霊力の高さでは金剛石でも切り裂く事が出来ると言う。

佐鬼
・・・?
いまだ不明。あえて言うならそのお気らくな態度だと思われる・・・

竜也(竜二)
双霊銃<そうれいじゅう>
辺りにある雑霊や自分の霊気を打ち出す事ができる銃。持ち主の意思によりいろいろな弾を打ち出し、さまざまな敵に対応できる。

「このくらいだな・・・それではまた次回」
「今回はちゃんとやってくれたんですね・・・司さん」(涙
「ま、まあな・・・」(汗
「このまま続いてほしいです」

・・・・・・・・・

ダ!!!

「何で逃げるんですか!!!」

・・・

「それではまたです」
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