「父さんに殺されかけ、母さんはいない。僕に帰るべき場所はあるのかな?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「マナにはちゃんとした父さんも母さんもいる。その二人はマナを受け入れてくれる」

「・・・・・・・・シンジ?」

「僕に帰るべき場所はない・・・。父さんのいたネルフ、先生の家・・・・どちらも僕が帰るべき場所じゃないんだ」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「ねえ、マナ・・・・僕はどうすればいいんだろう・・・?」

「・・・・・・・・」

「先生の家に戻って無意味な生活を続けた方がいいのかな?それともこの世界のどこかに消えてしまった方がいいのかな・・・?」

「・・・・・・・・・・・・・・」

「マナ、何か言ってよ。答えて・・・・僕がどうすればいいか・・・・・」

 

 

 

 


ヒネクレタ少年?

第2章 〜敵の集団の中に放り込まれた状態?〜


第12話「すべてを失った少年と少女」

 

 

「帰ってきたんだよね・・・・僕達」

シンジとマナは前住んでいた場所へと戻ってきていた。
駅から家への道をゆっくりと歩いている・・・。
何一つ変わっていない・・・何一つ変わる時間もなかったから。

「何だったんだろう・・・・結局・・・・」

シンジはややうつむき加減で言った。
ここ数日・・・1週間前後の記憶を探ってみるが、全く良い思いなどしていない。
死と隣り合わせだった数日・・・・その時シンジは死を恐れてはいなかった。

「もういいんだ・・・・もう僕達は普通の・・・・ただの人だから・・・」

一刻も早く捨てたかった、消したかった、忘れたかった、壊したかった・・・。
悪夢を・・・・・。

 

 

 

「相田・・・ケンスケだな?」

「鈴原・・・トウジだな?」

「洞木・・・ヒカリだな?」

 

 

シンジとマナには知る由もなかった・・・
第3新東京市で何が起こっているかを・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家族

 

FAMILY

 

友達

 

FRIEND

 

 

FATHER

 

 

MOTHER

 

他人

 

OTHER

 

 

 

そう、僕はもう他人・・・

 

父さんとは何の関わりもない、他人・・・

 

もう・・・父親だなんて・・・・

 

認めない・・・

 

 

 

 

 

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・」」

シンジとマナは声を出すことはできなかった・・・。

何もない。

『売り地』

人は

いない。

 

 

 

 

 

この時・・・初めて『ネルフ』の力の強さを知った

 

思い知らされた・・・・

 

僕にとってはどうでもよかったのかもしれないが・・・

 

マナには酷い仕打ちだった・・・・

 

 

何もなかった

 

 

家も、家族と呼べた人も・・・・・

 

『売り地』と書かれた立て札

 

すべては・・・

 

 

どこに消えたんだ・・・?

 

 

これは引っ越したなんて生易しいものじゃない・・・

 

父さんだ・・・・

 

ネルフだ・・・・

 

だから・・・・

 

大人がいらないモノを捨てるように・・・

 

 

排除されたんだ・・・

 

きっと・・・・

 

 

 

 

 

 

 

胸が痛い・・・

 

息苦しい・・・・

 

 

見ていたくない・・・

 

 

泣き崩れたマナの姿を・・・

 

 

 

続く

 


あとがき

 

もう壊れてますね(爆)

これからどうなる・・・って自分で言ってどうする!!(←おい!!)

 

次回、第13話「雨」


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