ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン

『間もなく、終点、新箱根湯本駅です。毎度ご乗車、ありがとうございます』

 

1分後、電車は駅に到着した。

 

 

同時刻

「さて・・・と、待ち合わせの時間には間に合った。あっ、今到着・・・か」

新箱根湯本駅前で愛車から降り、シンジを待っている女性、もちろんミサトである。

 

数分後、シンジが駅から出てきた。

「あ・・・・えっと、葛城さんですか?」

シンジがミサトに近づき、質問する。

「そうよ。あなたは碇シンジ君?」

「はい、そうです」

「じゃ、乗って」

「はい」

バタン!バタン!

二人は車に乗りこんだ。

「じゃ、トバすわよ!!」

ギュルルルルルーーーーーーーッ!!

そしてミサトは車を急発進させた。

 

 

 


ヒネクレタ少年?

第1章 〜嫌な少年?残酷な機関?〜


第1話「使徒、襲来」

 

走行する車の車内

「葛城さん、これから父さんのところに行くんですよね?」

「ええ、そういうことになるわ。あと、私のことは「ミサト」でいいわよ」

「で、父さんは僕に何の用があるんですか?」

「私は呼びに行かされただけだから何も知らないけど・・・お父さんに会って直接聞いてみるのね」

「どれくらい時間がかかりますか?」

「うぅん・・・・ま、短くみて30分弱・・・ってとこかしら」

「それなら僕は寝ますから。着いたら起こしてくださいね」

そう言うとシンジは神業的スピードで眠りについた。

「あ、ちょっとシンジ君!」

 

 

「シンジ君起きて!シンジ君!」

「・・・・ん・・・・・?」

ミサトに呼ばれ、シンジは目を覚ました。

「やっと起きたわね。もうすぐ着くわよ」

今はカートレインで車ごと運ばれている最中であった。

窓からはジオフロントを見るころができる。

「ジオフロントですか。こんなところに父さんがいるんですか?」

「え・・・まあね。(何で驚かないの!?)シンジ君のお父さんは偉い人なんだからね。はい、これ読んでね」

ミサトはシンジに「ようこそNerv江」と書かれたファイルをシンジに渡した。

「特務機関ネルフ・・・・。極秘・・・ですか。こんな物を僕なんかに見せていいんですか?」

この人何かたくらんでるのか・・・?

「いいのいいの。あなたのお父さんからの指示だから」

 

特務機関ネルフの本部へと到着。

 

コツコツコツ・・・

本部内の通路をミサトが、その後ろにシンジが歩いている。

シンジはさっきミサトに渡されたファイルをまだ見ていた。

さっきからずっと歩いているのだが同じ所を歩いている気がする。

「ミサトさん、もしかして迷いました?」

「え、いや、その・・・・・ね」

 

ガシャン・・・

「まったく何やってるのよあなたは」

「(ビクッ!!)・・・・あ、り・・リツコ」

通路にあるエレベータのドアが開き、その中から白衣に身を包んだ女性が出てきた。

もちろんリツコである。

後方から声をかけられたミサトはビクッと反応すると、恐る恐る振り返った。

「その子が例の男の子?」

リツコが問う。

「そ、マルドゥックの報告書通りのサードチルドレン」

「私はE計画担当の赤木リツコ。よろしく」

「よろしくお願いします。で、サードチルドレンって何です?」

「今はまだ知らなくていいわ」

「謎の場所に連れてきてそれですか・・・酷い扱いですね」

「ミサト、あなたもあなたよ。ちゃんと道を覚えなさい。二人とも、ついてきなさい」

「はぁい・・・」

ミサトが気の抜けた返事をする。

 

 

リツコについていくシンジは暗くとても広い部屋に着いた。

「暗いから足元に気をつけて。今明かりをつけるわ」

パッ!

「顔・・・・か」

シンジの眼前には紫色の巨大な顔があった。

「これは人の造り出した究極の決戦兵器。人造人間エヴァンゲリオンよ。これがその初号機」

その時

ブーーーッ!!ブーーーッ!!

警報が本部内に鳴り響く。

『緊急事態!使徒出現!総員第1種戦闘配置!!繰り返す!使徒出現!総員第1種戦闘配置!!』

「「敵襲!?」」

「使徒・・・?」

使徒・・・何だそれは?戦闘配置・・・それにこの兵器・・・・くく、父さん、そういうことか

 

「久しぶりだな」

ケージ上方にあるブースからシンジの父、ゲンドウが言った。

「父さん」

シンジはゲンドウと視線を合わせた。

「・・・・・・・出撃」

とだけゲンドウは言った。

「出撃!?零号機は凍結中でしょ!?・・・・まさか、初号機を使うつもりなの!?」

「ほかに道はないわ」

ミサトは驚きつつも真意にたどりつく。

「ちょっと!!でもレイはまだ動かせないでしょ!パイロットがいないわよ」

「さっき、届いたわ」

 

「・・・・・・・・・・・・・」

ゲンドウは無言でにやりとわかるかわからないかというくらいで口元が笑っていた。

「父さん。これに乗って僕に戦えって言いたいんでしょ?」

驚くべき言葉がシンジの口から発せられた。

「・・・・・・・そうだ」

「だから僕を呼んだの?」

「・・・・・・・それ以外に何がある」

「嫌だね。今まで僕をほっといたくせに呼んだと思えば「戦え」?おふざけもいい加減にした方がいいよ?」

「ちょっとシンジ君!」

「シンジ、さっきの放送で聞いただろう。我々の敵、「使徒」がやってきた。それを倒さねば人類は滅亡してしまう。乗るんだシンジ。そして戦え」

シンジの口元がにやりとゆがんだ。

「へえ。父さん、そんなこと言って強制するつもりなんだ。人類が滅亡するって言ったら僕が「はい、乗ります」とでも言うと思った?そんなわけないだろ。それにこの兵器、乗るなら父さんが乗ればいいじゃないか」

「シンジ君、言葉を慎みなさい!」

リツコが注意する。

「うるさいな赤木さん」

キッ!

シンジがリツコを睨む。

「っ!?」

シンジの体をえぐるような鋭い視線に、リツコは凍りつく。

「私にはできない。お前だから、いや、お前にしかできないことだ」

「乗れない物を勝手に造るなよ。初めから僕にしか乗れないように造ったんだね。僕にしか乗れないならさっさと僕に連絡でも何でもするのが普通、いや最低限のことじゃないか?今までほっといたのに連れてきて敵がきたから戦え?虫がよすぎると思わないの?とにかく僕は乗りません」

「シンジ君、それじゃあ人類が滅亡するのよ!?」

ミサトが焦りながら言う。

「へえ、説明もせずに乗せるつもりですか?どうせ僕なんんかが乗ったところで動かないんじゃないんですか?僕のヤル気だってないし。乗っても乗らなくても同じことですよ。人類が滅亡でも何でもするんなら僕はさっさと帰ってマナと死を一緒にさせてもらいますよ」

そう言うとシンジは歩き出した。

「シンジ」

ゲンドウが呼び止める。

「なんだい父さん?まだ何か言いたい?・・・っ!?」

ゲンドウの顔は明らかに笑っているように見えた。

「これを見てもまだ乗らないと言えるか?」

 

ブゥン・・・

ケイジにあるモニターに何かが映し出された。

「っ!?マナ!!」

そう、モニターに映し出されたのは狭く、暗い部屋の中で椅子に紐で縛り付けられ、拘束されているマナと、その隣に立っている黒服の男だった。

ふざけるなよ・・・

 

 

続く

 


あとがき

ああ・・・もう何これ?(←おい!!)

キーボードを手が勝手に・・・・

で、こうなりました(笑)

 

次回「人質・強制」


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