神々への戦い
第七話 小宇宙<コスモ>の真髄
がお
ガキィィン!!

拳の交える音が響く。

ドッ!

ガッ!

バチィィィィン!!

ひと際激しい音が響くとお互いが引き下がっていた。
「デスマスク。貴様は以前から気に食わぬ奴だった。」
「あの巨蟹宮に埋め尽くされた死人の顔。中には幼い子供の顔も含まれていたな。」
「フンッ。それがどうした?」
デスマスクが微笑を浮かべながら言う。
「アテナの聖闘士<セイント>は常に正義の戦いをしなければならないはず。だが貴様は正義どころかただ殺戮を繰り返した!!」
「この行いは決して許せるものではない!!」
「フッ。敵を追い詰めるときに他の連中が犠牲になっただけの話だろう。悪を裁くための尊い犠牲ということだ。」
「戦争でも別に女子供を避けて爆弾を落とすわけでもあるまい。それと同じ、些細なことだ。」
「黙れ!!その様な正義があってたまるものか!!」
「もはや貴様を聖闘士<セイント>として認めん!!このミロが悪として裁いてくれる!!」
ミロが静かに小宇宙<コスモ>を高め始めた。
「フンッ。馬鹿正直にまでに頭の固い奴め。」
「正義といえど負ければ意味は無い!勝利こそが正義なのだ!!」
デスマスクも小宇宙<コスモ>を高め始める。

・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・



カッ!!

ミロが拳を放つ!

シャッ!!

シュバァ!!

しかしデスマスクも元黄金聖闘士<ゴ-ルドセイント>。ミロの拳を危なげなく避ける。
「甘いぞミロ!その様な拳で俺が裁けるか!!」
「貴様こそこの俺が裁き、地獄に蹴り落としてくれるわ!!」
「積尸気冥界波!!」
デスマスクより発せられる死気の如き小宇宙<コスモ>がミロを包む。
「ミロよ!!地獄への落とし穴。積尸気に吸い込まれるがいい!!」
「ウオオォォォォ!!」
「あ・甘いぞ。デスマスクよ。この様な技が黄金聖闘士<ゴ-ルドセイント>に通用するものか。」
「な・なにぃ・・・・馬鹿な・・・・」
ミロはデスマスクの積尸気冥界波を受けつつも積尸気に吸い込まれることなく踏みとどまっている。
「やはり貴様は黄金聖闘士<ゴ-ルドセイント>ととしては失格のようだな。」
「見せてやるぞ!!真の黄金聖闘士<ゴ-ルドセイント>の力を!!」

カッ!!

ミロの指先が光る!!

「スカ-レットニ-ドル!!」
「クッ。」
「甘い!!貴様に見切れる技ではない!!」
「デスマスクが一撃目をなんとか避けるが続くニ撃目に捕らわれる。
「ウゴアアアァァァァァァ!!」

ドシャァ!!

この世のものとは思えない悲鳴を上げてデスマスクが地面に沈む。
「グオォォォォ・・・・・」
「スカ-レッドニ-ドルは針の穴のような小さな傷痕だが想像を絶する激痛を生む。」
「そしてとどめのアンタレスまでの15発間は相手に降伏か死かの選択を与える慈悲深い技ということは知っているな。」
「だがデスマスクよ。お前には選択の余地などありはしない。死あるのみだ。」

カッ!!

ミロの指先がまた光を放ちデスマスクへと撃ちこまれる。
「ウガアアァァァァァァ!!」
「デスマスクよ。これがお前がいままで犯した罪の重さだ!!」
「その罪を悔いて死ね!!そして地獄で今まで殺した人々に詫びろ!!」
「さぁ。最後の一撃を蠍の心臓に撃ち込まれて死ぬがいい。
「スカレットニ-ドル!!アンタレス!!」

カッ!!

デスマスクの体を蠍座15の星に見立て、最後の一撃アンタレスが放たれる。
デスマスクにアンタレスが撃ちこまれるその瞬間。
まさに刹那の一瞬にデスマスクが消えた。
「な・・・・」
ミロが絶句したその瞬間!

ドガァ!!

「ウォッ!」

ダン!!

背後からミロが蹴り飛ばされた。
「ば・ばかな・・・・」
「スカ-レットニ-ドルを14発までも受けた貴様のどこにそんな力が・・・・」
ミロが起き上がりアンタレスを放つ。
「残っているというんだ!!!!」

ドボォ!!

「グハッ!」
今度はアンタレスを放つ暇もなく腹に拳を撃ちこまれる。
「ヌオオォォォォォォ・・・・・」
だがデスマスクは何も喋らない。表情も変えない。



「ま・まさか貴様・・・・」
「スカ-レッドニ-ドルによって五感絶つことにより小宇宙<コスモ>を高めたというのか!?」
そう。聖闘士<セイント>の力の根源である小宇宙<コスモ>とは人間が持つ六感全てを超えた第七感。セブンセンシズなのだ。
デスマスクはスカ-レッドニ-ドルによって五感を絶つことにより第七感であるセブンセンシズをより強力に発現したのだ。
「そうか・・・ならばこちらもそれ相応の代償は覚悟せねばなるまい。」
ミロが小宇宙<コスモ>を爆発的に燃焼し始めた。
「オオオオオオォォォォォォォォォ!!!」
「・・・・・いくぞ。デスマスク。・・・・」
「スカ-レットニ-ドル!!アンタレス!!」

!!

ガカァ!!

閃光が走ったあとには二人の姿は無かった・・・・・





あとがきのようでちがうような。けどあとがきなもの。(ヲイヲイ

ちわっす。がおでっす。
なんとか蟹と蠍の闘いも終止符を・・・・
な~んか一番しょぼいような気もしますがご了承下さいませ。
積尸気冥界波を封じられたらデスマスクやることないしね。(汗
それでわ。また来世で会いましょう。
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