神々への戦い
第五話 兄弟の決別
がお
サガとカノンの激闘の開始とほぼ同刻・・・一人の青銅聖闘士<ブロンズセイント>が聖域に降り立った。
「・・・・なんだ?この異様な殺気と小宇宙<コスモ>は・・・」



「な・・・おい!!どうした!?」
「・・・・駄目だ・・・死んでる。」
「この聖域でこれだけの雑兵が死んでるなんて・・・一体・・・?」
男が見たものは幾多もの雑兵の死体だった。
「沙織さんは無事なんだろうな・・・黄金聖闘士<ゴ-ルドセイント>がいるから大丈夫だとは思うが・・・」
男は駆け出した。目指すはアテナのいる十二宮を超えた教皇の間。






場所は聖域東の岩場。二人の兄弟が対峙していた。
一人はアイオロス。時期教皇と言われた射手座<サジタリアス>の黄金聖闘士<ゴ-ルドセイント>。対するもう一人は獅子座<レオ>のアイオリア。アイオロスの弟である。
「何故だ?何故、ハ-デスの犬に成り下がった!?」
アイオリアが問う。
「・・・・・・・・・・」
アイオロスは黙して答えない
「俺達にはいえない事情があるのか?それとも本当に永遠の命などというものに釣られたのか?」
「・・・・・・・・・・・」
「答えろぉ!!アイオロス!!」
アイオリアが鬼のような形相になって叫ぶ。
「・・・・・アテナの首を取るためだ。我らにはそうしなければならん理由がある。」
「邪魔をするのならばアイオリア。お前といえど殺すまでだ。」
静かな・・・決して動揺の無い口調で語られた言葉は血を分けた弟アイオリアとの静かな決別だった。
「・・・・兄さん・・・貴方が聖域の反逆者の烙印を押された時も私は信じていました。」
「反逆者の弟ということで迫害を受けた時もあります・・・しかし私は信じていました・・・」
「貴方は反逆者ではないと・・・・・そして事の真相がわかった時は嬉々として喜びました・・・・」
アイオリアが震えている・・・握りしめた拳からは血が滲む・・・一筋の涙が頬を伝う。
「だが、たった今貴方はアテナに牙を向けた!!これは完全なる反逆だ!!」
アイオリアが涙を払って叫ぶ。
「もう貴方とは兄弟でもなんでもない。俺はアテナの聖闘士<セイント>として貴様を討つ!!」
アイオロスとは対照的な決別。アイオリアも兄との決別を決意した。
「いくぞぉ!!」

ガッ

アイオリアが地を蹴る。

ゴォ!!

ドガァ!!

アイオリアが光速拳を放った。
アイオロスが避けるもその後ろにある岩が砕け破片が襲う。

「クッ。」

その隙を狙ってアイオリアが幾多にも拳を放つ。
アイオリアの光速拳は十二人の黄金聖闘士<ゴ-ルドセイント>の中でも最強である。
速度、攻撃範囲、連射性、威力、すべてにおいて右に出る者はいない。
また拳による単純な攻撃のために打ち破るにも一筋縄ではいかないのだ。
「喰らえ!!獅子の牙を!!」

ライトニングボルト!!

アイオリアの一撃必殺の拳ライトニングボルトが放たれる。
「クッ」

ドガァァァァァァァ

アイオリアの拳から直線状の岩がすべて消し飛んだ。
「ほう・・・たいしたものだな。」
「次は外さん!!」
まともに喰らえば戦闘不能が確定する拳にもアイオロスは動じない。
「図に乗るなよ。今度はこちらから行くぞ。」

タッ

あくまでも軽く速くアイオリアとは対照的に駆ける。

ゴォ

懐からのアイオロスの突きがアイオリアの喉元を狙う。
「クッ。」
「ハァァ!!」

ブン

アイオリアが突きを受け止めたその手で投げ飛ばす。
「空中では動きがとれまい!!喰らえ!!」

ライトニングボルト!!!

アイオリアの必殺ライトニングボルトが放たれる。

ガシィィ!!!

「な・なにぃ!!」
なんとアイオロスがライトニングボルトの威力を止めたのだ。
「馬鹿な・・・そんなことが・・・・・」
「馬鹿は貴様だ。アイオリア!!聖闘士<セイント>には同じ技は通じん。そんなことも忘れたか!?」
「お前のライトニングボルトなど所詮このようなものだ。」

ゴォ!!

「な・・・・」
ライトニングボルトの威力がアイオリアを目掛けて跳ね返ってくる。

ドォォン!!

「グッ。」
紙一重で避けたアイオリアがその衝撃に吹っ飛ばされる。

タッ

体勢を整え上手く着地したアイオリア。しかしその着地の瞬間にアイオロスの拳が炸裂する。

ズドォ!!

「ガハァ」

ドォン!!

アイオリアは岩に叩きつけられたがすぐに立ち上がる。
「オオォォォォ!!」
すぐさまアイオロスに向かい拳を繰り出すがアイオロスは軽々と避ける。
アイオリアの体が浮いた

フォ・・・

ズダァァン!!

「ガァ」
拳の威力を利用してアイオロスが投げたのだ。
「諦めろアイオリア。お前では私には勝てん。」
「グググ。なめるな。アテナの聖闘士<セイント>が敵に命乞いなどするかぁ!!」

受けろ!!アイオリア最大の拳!!

ライトニングプラズマァ――!!

シュバァァァ

アイオリアが全小宇宙<コスモ>を集中してライトニングプラズマを放つ。
無数の閃光が走り、秒間一億発もの拳がアイオロスを襲う。
しかしこの拳も通用しなかった
アイオロスはその拳をも木の葉のごとく避けているのだ
「グッ・・ウオオォォォォォォォ!!」
アイオリアが腕が千切れんばかりの勢いで拳を放つ。

その瞬間・・・

ドガァ!!

「ウアアアアァァァァァァ!!!」

アイオロスが黄金の矢でアイオリアの右手を射抜いた!!
「ば・馬鹿な・・・ライトニングプラズマをかいくぐりながら俺の右手を射抜くとは・・・」
「もう右手は使えんな。」
黄金の矢はアイオリアの右手を貫き後ろの絶壁まで射抜いている。
「クッ」
アイオリアがその体勢のまま蹴りを放つ。
「フン!」

ボキィ!!

「グアアァァァ!!」
今度は右足がアイオロスの拳によって砕かれた。
「アテナの聖闘士<セイント>が泣き叫んでは情けなくは無いか?」
不適な笑みを浮かべアイオロスが聖闘士<セイント>であったとは思えない言葉を吐く
「その状態ではどうしようもあるまい。これ以上貴様の相手をしている場合ではないのでな。」
アイオリアに背を向けアテナの元へ向かうアイオロス。
「ま・まて!アイオロス!!」
「ぬおおおおおぉぉぉぉ」

ブチィ

肉の千切れる音。アイオリアが黄金の矢を抜いた。
「ア・アテナのもとには行かさん。」
「フッ。その有様でか?」
アイオリアの右手は矢を抜くときに返しで傷ついたのかおびただしい勢いで血が流れている。
「まだ・・・左手と左足が残っている・・・」

ダッ!!

左足一本でアイオリアが飛んだ。
「この命が燃え尽きるまで戦うのみ!!」
「そうか・・・・」

ウオオオォォォォォォォォ!!

アイオリアが最後の一撃を繰り出す。

ゴシャァァ!!

・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・同刻・・・・コロッセオでも死闘が始まった・・・





あとがきにしたいな。

ちっす。がおです。
今回はソックリ兄弟アイオリアVSアイオロスです。
ふう・・・戦闘の表現は難しいですよ。修行が足らんな・・・
しっかし自分で書いといてなんですが・・・アイオリア、ボッコボッコですな(笑
書いてる途中で哀れになるくらいボロボロにされてます。
まぁ、それだけアイオロスが強いということでご了承ください。
んでわ~~~

オ-ロラ・サンダ-・アタ-ック!!(無意味
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