神々への戦い
第四話 二つの双子座<ジェミニ>
がお
「フッ。お前のような男が神の化身と呼ばれていたとはな。笑わせる。」
「黙れ!かつて神をも欺き利用しようとした貴様が何をほざくか。アテナに反逆を起こしポセイドンを利用し世界を治めようとした貴様に言われる覚えは無い!!」
そう。カノンは前に海皇ポセイドンとの戦いで影でポセイドンを利用していた敵なのだ。
「貴様は一体誰の許しを得てここにいるのだ?」
「もちろんアテナにだ。」
「なんだと。かつて数々の悪事を働き神に向けての反逆まで起こした貴様をアテナが許しただと?信じられるか!」
「信じる信じないは貴様の勝手・・・所詮貴様にはアテナの大いなる慈愛などわかりはしないのだ。」
「なにぃ!!」
「討論はここまでだ。アテナを討つというのならば、この双子座<ジェミニ>のカノンがこの場で叩き伏せる!!」
「ゆくぞ!!」



互いの拳から直線状に閃光が走る。

バチィ!!!

ちょうど中間で閃光が弾ける。拳速と威力は互角。
サガが続いて連続で拳を放つ。

シャォォ!!

だがカノンはその拳をすべて避けていく。
「何故だ!?何故お前が光速拳を見切ることができる!?」
「いくら双子座<ジェミニ>の黄金聖衣<ゴ-ルドクロス>を身に付けたといっても悪事ばかりを働きろくに修行もしなかった貴様が何故!?」
「ハアアァァァァ!!」

ズガァ!!

カノンの拳閃がサガを捕らえた!!
「サガ!!」
シオンが叫ぶ。



その瞬間に童虎がシオンを投げ飛ばした!!
「オオォォォ!」

ドゴォ!!

「くっ・・・」
「油断は禁物じゃぞ。シオン。」

シュバァ!!

シャオォ!!

依然カノンの猛撃は続く。
「くっ。うおおおおぉぉぉ!!」
劣勢の中サガも光速拳を繰り出す。
「ハアアァァァァ!!」

バチイイィィィィ!!

大きな衝撃音がした後、お互いは後ろに弾かれていた。
「ぬうぅぅぅぅ。貴様にここまでの実力があろうとはな。」
「フッ。サガよ。貴様はさっき私にろくに修行もしていないといったな。」
「確かに聖闘士<セイント>としての修行はしてはいなかったさ。だが私は海界と地上を手に入れるべく海闘士<マリ-ナ>としての修行は行っていたのだ。」
「皮肉なものだ・・・アテナに牙を向けるために得た力でアテナを守るのだからな。」
「チッ。貴様の繰言聞いている暇は無い!!我らには時間が無いのだ!!」
「さっきまでは調子にのっていたようだが次はそうはいかんぞ!双子座<ジェミニ>のサガ最強の技で涅槃に送ってくれる!!」
「ハアァァァァァァァァ。」
サガの小宇宙が爆発的に増大していく。
「喰らえ!ギャラクシアンエクスプロ-ジョン!!」

ドオオオオォォォォォォォォォ―――ンン!!

さっきカノンが白羊宮の出口を破壊した必殺技が炸裂する!!
「ウオオォォ。」
周りにいたシオンと童虎もその威力に多少のダメ-ジを受けたようだ。

!!

「な・なんだと・・・」
「フッ。私にはギャラクシアンエクスプロ-ジョンは効かんぞ。サガよ。」
土煙の中が晴れてカノンが身を現す。
「な・なぜだ!?銀河の星々をも破壊するギャラクシアンエクスプロ-ジョンの直撃を受けて無傷とは・・・」
そう、カノンの体には傷一つ無いのだ。いくら黄金聖衣<ゴ-ルドクロス>を身に付けているとはいえ無傷で済むほどギャラクシアンエクスプロ-ジョンは甘い技ではない。
「こんなカラクリも分からんか。サガよ。」
「なにぃ・・・」

!!

よく見るとカノンの周りの空間に歪みができている。
「なるほど。そういうことか。よく考えたものだな。」
「アナザ-ディメンションで異次元に衝撃を逃がすとはな。」
アナザ-ディメンション。空間に歪みを起こし異次元への扉を開くことにより相手を異次元に閉じ込める技である。カノンはこの技で周りの空間を異次元に繋ぎ、ギャラクシアンエクスプロ-ジョンの衝撃をすべて異次元へと逃がしたのだ。
「だが、それでは私にも同じ事ができるということだ。どうやら決着は互いの拳で決めるしか無さそうだな。」

シャ!!

二人が走る。光速を超える動きでの速さと力がぶつかり合う。双子ということかお互いの戦闘能力はほぼ互角である。
だが状況は次第に変わっていった。徐々にカノンが押されてきている。
「クッ。」
「ガァ!」
サガの拳が、蹴りがカノンの体へと食い込む。

ズドォ!!

ドガァァ!!

「ガハァ!」
「カノン!!」
童虎が案ずるが童虎とてシオンを相手に気を抜けない状況である。
今は距離をとって戦っているが油断をすれば一瞬で懐に入られてさっきの様に掴まれる。そうなれば今度は切り返すことはほぼ不可能だろう。
「グゥゥゥ・・・」
「カノン。分かるか!?お前と私との違いが。」
「な・なにぃ・・」
「それは戦闘における経験の違いだ。」

!!

「け・経験・・・」
「そう。お前はポゼイドンの海底神殿で星矢たち青銅聖闘士<ブロンズセイント>との戦った。だがその戦い以外ほとんど戦闘の経験がないのだろう。」
「それでは力は同じとはいえ私の動きを読むことはできん!」
「くっ・・・」
「そろそろこの戦いも終わりにしてやる。アテナを守るのはお前では無理だったのだ。」
「・・・・・サガよ。私は確かに戦闘経験はほとんど無い。だがアテナを守るという意思は誰にも負けん!!たとえ五体を飛ばされようとも貴様を倒す!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

カノンの小宇宙が増大していく。
「な・なんだ?この小宇宙は・・・」
「オアアァァァァ!!」

シャ!!

カノンが地を蹴ると一瞬でサガの懐に入った。

ガキィ!!

ズゴォ!

ドガァァァァ!!

カノンの渾身の連撃がサガに炸裂する。
「オオオオォォォォ!!」
「グッ。図に乗るなぁぁぁ!!」

ドシャァァァ!!

サガがカノンを投げ飛ばした。だがカノンもすぐに体制を立て直し攻撃に移る。

ドゴォ!!

互いが連撃を繰り出す中カノンが地面に拳を撃った。

「なっ。」

土煙が上がりサガが瞬間カノンを見失う。その一瞬にカノンが背後に回り羽交い絞めにする。
「ウオオオォォォォォォ!!」

ダッ!!

その状態のままカノンが空へ飛ぶ。
「な・なにを!?」
「この状態では避けられまい。私と一緒に浴びてもらうぞ!ギャラクシアンエクスプロ-ジョンを!!」
「な・なにぃ!!」
「オオオオオオオォォォォォォ」
「ギャラクシアンエクスプロォ-ジョン!!」

ズガオオォォォォォォォォォンン!!

凄まじい爆発が二人を包む。
「な・なんということを・・・カノン・・・・」
「サガ・・・・・・」
天空で二人はギャラクシアンエクスプロ-ジョンを浴びて居なくなった。
おそらく生きていても無事ではいないだろう・・・・
だが戦いはまだ続く・・・・・・・





後書き・・・かな?

ふう・・・・・
お疲れ気味のがおです。
戦闘はどの辺で切ったらいいかわからんかったです。
これからもっとおおくなるのにこれでいいのか?
ではコメントも少なく終わります・・・
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